天秤の魔術師 アルキメデスの『方法』

回転放物体のつり合い ここでは、アルキメデスの書いた『方法(Method)』について述べる。
 内容は、その仕組みの解説としたい。アルキメデスの生涯となどについては、他書に最新の情報や詳しい内容が紹介されているので、あまり深く言及しない。
 つまり、このホームページは、1990年に三省堂の高校数学ブックレット『天秤の魔術師アルキメデス-「方法」のメカニズムについて-』の内容を引き継いた。
 そして、林栄治・斎藤憲『天秤の魔術師 アルキメデスの数学』(2009年、共立出版)の入門書として、そのメカニズムを理解するための書いた。
 立体の体積や重心位置をもとめるときに、天秤の釣り合いが議論される。アルキメデスは比例関係によっていた。しかし、ここではなじみ易いモーメントによって、天秤の釣り合いを記述した。わかり易さに軸足をのせた議論を展開した。さらに、歴史的な厳密性に興味を感じる方は、上記2009年共立出版から刊行された著作をお読みいただきたい。  さらに、諸般の事情で後者に盛り込めなかった内容を、残る疑問および新たな視点として紹介した。  

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